アロマキャンドルは、香りとゆらゆら揺れる炎で心身を癒してくれるアイテムですが、間違った使い方をするとアロマの香りが楽しめなかったり、減りが早まってしまったりする場合があります。そこで本記事では、アロマキャンドルの正しい使い方と注意点を解説します。

この記事を読むための時間：3分

アロマキャンドルの正しい使い方とポイント

アロマキャンドルを長く楽しむためには、正しい使い方をすることが大切です。アロマキャンドルを使う際のポイント5つをご紹介します。

キャンドルの置き場所を整える

アロマキャンドルを使う際、まずは置き場所を整えることが重要です。エアコンの付近や窓辺は、炎が安定せずロウの消費が速くなってしまいます。アロマの香りも風で散ってしまうので、風が当たる場所は避けましょう。また、キャンドルの近くに紙やカーテン、テーブルクロスなど可燃物がある場合、誤ってキャンドルが転倒した際に火が燃え移る恐れがあるので、周辺には何も置かないようにしましょう。

芯の長さを調節する

アロマキャンドルに火を灯す際は、芯の長さを5～6mm程度にカットしましょう。カットせずに長いまま火を点けると、焦げてすすが発生したり、炎が大きくなってロウの消費が速くなったりします。しかし、カットし過ぎると、キャンドルの溶ける速度が遅くなり、アロマの香りが楽しめなくなってしまうので注意しましょう。

 

芯の長さを整えたら、芯の燃える臭いやすすの発生を抑えるために、火を芯の先端ではなく根元に点けます。

1時間以上火を灯す

アロマキャンドルは短時間での使用を繰り返すと、芯の周りのみが溶けて外側のロウが残り、最後まで使いきれなくなってしまいます。アロマキャンドルを使う際は、初回は1時間以上、2回目以降はロウの溶け具合を確認しながら45分以上は使うようにしましょう。

専用アイテムで火を消す

アロマキャンドルの火を消す際、息を吹きかけて消すと煙が発生してアロマの香りが邪魔されてしまいます。ピンセットや、スヌーファー・スナッファーと呼ばれる専用の火消し棒を使うようにしましょう。

 

ピンセットを使う場合は、芯を挟みロウに倒して火を消し、すぐに芯をまっすぐに戻します。火消し棒を使う際は、棒の先端に付いているカップを火にかぶせるだけで簡単に消火できます。

キャンドルに適した場所で保管する

使い終わったキャンドルは、そのまま放置すると劣化したり香りが飛んだりしてしまうことがあります。風や直射日光が当たらず、高温にならない場所に保管しましょう。保管の際はフタや布を被せておくと、ホコリ避けになります。

アロマキャンドルを使う際の注意点

アロマキャンドルを使う際は、以下の4点に注意しましょう。

 

• 定期的に換気をする
• 包装材の剥がし残しがないか確認する
• 受け皿・ホルダーの素材が適しているか確認する
• 溶けたロウは取り除く

定期的に換気をする

アロマキャンドルを密室で使用し続けると、酸欠状態となり一酸化炭素中毒を引き起こす恐れがあります。使用中は定期的に換気を行い、酸素を取り入れるようにしましょう。

包装材の剥がし残しがないか確認する

アロマキャンドルの中には、商品が透明な包装材で包まれているものがあります。包装材の一部を剥がし忘れて火を点けると、包装材が燃えて有害物質が発生する恐れがあるため、剝がし残しがないか、しっかりと確認しましょう。

受け皿・ホルダーの素材が適しているか確認する

アロマキャンドルの受け皿やホルダーとして、家にあるグラスや皿を使用する場合は注意が必要です。専用のものではないグラスや皿は、耐熱性があっても長時間の熱には耐えられず、割れてしまったり、床面が焦げてしまったりする場合があります。

溶けたロウは取り除く

キャンドルの燃焼時間が短かったり、室温が低かったりする場合、キャンドルの中心部だけが溶けてロウが溜まってしまいます。すると、外側がさらに溶けにくくなってしまうため、中心にロウが溜まった場合は、火を消してロウが液体の間にティッシュで吸い取りましょう。

正しい使い方でアロマキャンドルを楽しもう

アロマキャンドルは間違った使い方をすると、消費が速まったり香りを十分に楽しめなかったりします。今回ご紹介したポイントを押さえて、正しい方法でアロマキャンドルを使い、リラックスタイムを楽しみましょう。